4月19日、イタリア中部のカゾーリア現代美術館で館長を務める男性が、文化施設への予算削減を続ける政府の方針に対し、美術館の所蔵作品を焼却するという抗議活動を行っている。17日撮影(2012年 ロイター)
[ローマ 19日 ロイター] イタリア中部のカゾーリア現代美術館で館長を務める男性が、文化施設への予算削減を続ける政府の方針に対し、美術館の所蔵作品を焼却するという抗議活動を行っている。
アントニオ・マンフレーディ館長(50)は、すでに2枚の絵画を焼やしており、19日にはFilippos Tsitsopoulus作の「The great circus of Humanity」という作品も焼却する。館長は1週間に3作品のペースで焼却していくとしており、次回燃やす作品もすでに選定済みだという。
カゾーリア現代美術館には公的資金が投入されておらず、マンフレーディ館長は「誰に資金の調達を頼めばいいのか分からない」と不満をこぼした。
イタリアは1兆9000億ユーロ(約204兆円)の公的債務を抱えているため、特に文化の分野での予算削減が厳しくなっている。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」