全日空787型機の一部運航停止、ロールスロイス製エンジンに問題

ロイター編集
全日空787型機の一部運航停止、ロールスロイス製エンジンに問題
7月23日、全日本空輸は、保有するボーイング787型機の一部でエンジンに問題がみつかったとして運航停止したことを明らかにした。写真は昨年9月、羽田空港で撮影(2012年 ロイター/Toru Hanai)
[東京/ロンドン 23日 ロイター] 全日本空輸(ANA)<9202.T>は23日、保有するボーイング787型機(ドリームライナー)の一部でエンジンに問題がみつかったとして運航停止したことを明らかにした。
ボーイングは、これによる787型機納入時期への影響はないとの見通しを示した。
問題が見つかったのは11機中5機。ロールスロイス製エンジン「Trent1000」の部品の一部に腐食の恐れがあることが判明したため。
ANAの広報によると、5機のうち3機は改修され、運航を再開する。残る2機については、ロールスロイスからの部品待ちで数週間以内に改修作業が終了する見通しという。
この件に詳しい2人によると、当該エンジンのギアボックスの部品の一部に腐食の恐れがあることが、英国での耐久性検査で明らかになり、地上試験中に腐食が見つかったという。
ボーイングの787型機担当広報は、ロールスロイス製エンジンの問題はテスト中に認識したとし「この件が納入のタイミングに影響を及ぼすとは予想していない」と電子メールで述べた。
ボーイングは声明で「部品交換は数日内に完了する見通し」と表明した。
ボーイングによると、ロースルロイス製エンジンを搭載した787型機を運航しているのはANAのみ。
ボーイングのデータによると、現段階で受注または納入した787型機859機のうち、ロースルロイス製エンジンを採用しているのは約228機、ゼネラル・エレクトリック(GE)製は370機。
6月末時点で、787型機を運航しているのは日本の航空会社のみ。日本航空(JAL)が保有する787型機のエンジンはGE製(同社広報)という。
23日の英米株式市場で、ロールスロイスは2.7%、ボーイングは1.3%それぞれ下落した。
*内容を追加して再送します。

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