[18日 ロイター] - <株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード 終値 FTSE100種 7493.09 -42.37 -0.56 7535.46 ロンドン株式市場は続落して取引を終えた。決算発表を受け、世界経済を巡る懸念が 広がった。2部門を除く全セクターがマイナス圏で終了した。 FTSE100種の比重が大きい石油大手のロイヤル・ダッチ・シェルとB Pが大きな押し下げ要因だった。ハリケーンが過ぎ去ったメキシコ湾で石油生産が 再開するとの見方から原油が値下がりしたためだ。鉱業株も値を下げた。 長引く米中貿易摩擦による企業利益への打撃や、摩擦が一段と高まるとの懸念が世界 的に相場の重しとなっている。 米鉄道輸送大手CSXとドイツのソフトウエア大手SAPが貿易摩 擦の打撃を指摘し軟調な決算を発表したことや、米中通商協議が停滞しているとの報道で 市場心理は一段と悪化した。 オンラインファッション小売りのASOS(エイソス)は23.2%急落し 、4年半ぶりの安値。事業再編に苦戦しているとし、利益見通しを引き下げた。引き下げ はここ8カ月間で3度目。 一方、たばこ銘柄は好調だった。ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)とインペリアル・ブランズは6.1%と2.2%それぞれ上昇した。米同 業のフィリップ・モリス・インターナショナルが6四半期連続で利益が市場予想を 上回ったことが買い材料だった。 中型株ではパブ経営のEiグループが38.5%急騰し、10年超ぶりの高 値を付けた。同業のストーンゲート・パブ・カンパニーがEiグループを1株285ペン スで買収することで合意した。買収額は前日終値を38%上回る水準。同業銘柄も連れ高 となった。 (い)
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