[30日 ロイター] -
<株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード
終値
STOXX欧州600 340.03 -7.03 -2.03 347.06
種
FTSEユーロファー 1329.30 -29.67 -2.18 1358.97
スト300種
ユーロSTOXX50 2927.93 -68.15 -2.27 2996.08 <.STOXX50
種 E>
欧州株式市場は反落して取引を終えた。新型コロナウイルスの危機によるユーロ圏経
済への打撃を示すデータが増える中でも、欧州中央銀行(ECB)が支援策で大きく動か
なかったことで失望感が広がった。
STOXXユーロ圏銀行株指数は5.50%下落した。ECBは銀行に貸し
付ける条件を緩和した一方、その他の政策は据え置いた。
ラボバンクのマクロ戦略部門を率いるエルウィン・デグルート氏は「一部の市場参加
者は、量的緩和の拡充などその他の政策も見込んでいた。それがなかったことから、政策
発表後の市場の反応は良くなかった」と話す。
ECBは大規模な量的金融緩和政策を維持。規模の拡充のほか、向こう数カ月間で投
資不適格(ジャンク級)の債券を買い入れ対象にすることを見込んでいた投資家は失望し
た。
フランスの銀行ソシエテ・ジェネラル(ソジェン)は8.6%安。四半期
決算の損失が大きかったことが嫌気された。英銀大手のロイズは7.3%下落し
た。新型ウイルスの打撃を見込んだ貸倒引当金を計上したことで軟調な決算だった。[nL4
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英蘭系石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルは10.8%下落した。80年ぶ
りの減配が嫌気された。
新型ウイルスによる封鎖措置により、第1・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)
速報値は統計開始以来、最大の減少率を記録したほか、4月の消費者物価指数(CPI)
は前月から大幅に鈍化した。エコノミストは第2・四半期GDPがさらに悪化するとみて
いる。
こうした中、STOXX欧州600種は月間ベースで6.24%上昇し、2015年
10月以来の大幅高となった。複数の主要経済国が封鎖措置を緩和している動きや各国の
大規模な景気刺激策、最近では新型ウイルスの治療薬に対する期待も高まっており、2月
の大幅安から持ち直している。
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