[29日 ロイター] -
<株式指数> 終値 前日比 % 前営業日 コード
終値
STOXX欧州600種 347.06 +5.97 +1.75 341.09
FTSEユーロファース 1358.97 +21.96 +1.64 1337.01
ト300種
ユーロSTOXX50種 2996.08 +64.02 +2.18 2932.06 <.STOXX50E
>
欧州株式市場は続伸して取引を終えた。新型コロナウイルスによって引き起こされる
疾患「COVID─19」の治療薬の開発に進展があったことから、市場心理が好転した
。銀行や石油株が買われた。
米製薬ギリアド・サイエンシズは、臨床試験でCOVID─19にかかった
患者に早期の段階で抗ウイルス剤「レムデシビル」を与えた際、症状が改善したと明らか
にした。OANDAのシニアマーケットアナリスト、エドワード・モヤ氏は「レムデシビ
ルが主要評価項目を満たしたとの報道でリスク志向が高まった」と述べた。
欧州航空機大手のエアバスは、四半期利益が急減したにもかかわらず10.
4%上昇した。
米原油在庫が予想ほど増えなかったことで原油価格が持ち直し、石油大手のトタルとBP、ロイヤル・ダッチ・シェルが3.1%から3.7%上昇
した。
STOXX欧州600種自動車・部品株指数は5.11%上昇した。ドイツ
の自動車大手ダイムラーはメルセデス・ベンツ部門の営業利益が2020年に
増えるとの見通しを示した。フォルクスワーゲン(VW)は通期ベースで利
益を生み出す見込みと表明した。
銀行株指数は5.19%上昇した。英銀大手のバークレイズは12
.7%上昇。第1・四半期決算は、投資銀行部門が好調だったことで全体への打撃を和ら
げることができた。同業のスタンダード・チャータード(スタンチャート)は1
1.6%高だった。主要な市場がけん引する形で早ければ今年後半に新型ウイルスの危機
から持ち直すとの見通しが好感された。
オーストリアの半導体メーカーのAMSは24.4%上昇した。新型ウイル
スによる第2・四半期の打撃は限定的との見方が買い材料だった。
4月は世界的に経済活動が停滞した。こうした中、アナリストは第2・四半期利益見
通しを下方改定している。リフィニティブのデータによると、STOXX欧州600種指
数を構成する企業の第2・四半期の利益は前年同期比40.4%の減少となる見通し。1
週間前は37%減だった。
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