6月8日、米司法省はスマートフォンの特許をめぐるアップルと韓国サムスン電子の訴訟で、アップルに有利な判断を示した控訴裁判決を破棄し、審理を差し戻すよう最高裁に求めた。写真は両社のロゴ。ボスニア・ヘルツェゴビナの首都サラエボで2014年9月撮影(2016年 ロイター/Dado Ruvic)
[サンフランシスコ 8日 ロイター] - 米司法省はスマートフォンの特許をめぐるアップルと韓国サムスン電子<005930.KS>の訴訟で、アップルに有利な判断を示した控訴裁判決を破棄し、審理を差し戻すよう最高裁に求めた。
サムスンは控訴裁の判決を不服として上告。最高裁は審理を開くことに同意していた。司法省は8日、法定助言書で見解を示した。
アップルの広報担当者はコメントを拒否した。
サムスンからは今のところコメントを得られていない。
アップルは2011年、サムスンがiPhone(アイフォーン)の特許、デザイン、商標を侵害したとして提訴。訴訟をめぐっては、連邦巡回控訴裁判所が15年5月、商標については審理を差し戻し、サムスンが支払う損害賠償額を5億4800万ドルに減額した。
一方、アイフォーンの形状や色などに関して、サムスンによる特許の侵害があったとする判断は維持。サムスンは損害賠償額が高すぎるとして、控訴裁判決の見直しを求めて上告した。
司法省は法定助言書の中で、サムスンが損害賠償額の算出に関する自社の主張を裏付けるために十分な証拠を提出したかどうかが不明確だと指摘。最高裁はこの問題について新たな審理が正当化されるかどうかを判断するため、審理を下級審に差し戻すべきだとした。
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