第3四半期の米GDP確報値は4.1%増、11年第4四半期以来最大

ロイター編集
第3四半期の米GDP確報値は4.1%増、11年第4四半期以来最大
12月20日、第3・四半期の米国内総生産確報値は4.1%増となり、2011年第4・四半期以来最大の伸びを示した。写真はニューヨークの商店で11月撮影(2013年 ロイター/Eric Thayer)
[ワシントン 20日 ロイター] -米商務省が20日発表した第3・四半期の米国内総生産(GDP)確報値は前期比年率で4.1%増となり、2011年第4・四半期以来最大の伸びを示した。
予想は改定値から変わらずの3.6%増だった。第2・四半期の2.5%から加速し、米経済の基調的な強さが示された。
堅調な基調が示されたことで、第3・四半期の経済成長に大きく寄与した企業の在庫積み増しペースが第4・四半期に鈍化したとしても、影響は吸収できるとの見方も出ている。
米連邦準備理事会(FRB)は18日、債券買い入れ規模を来年1月から月額750億ドルに100億ドル減額すると決定したばかり。
ムーディーズ・アナリティクスのシニアエコノミスト、ライアン・スイート氏は、項目別でも内容は予想より良かったとし「かなり堅調な結果だった」と述べた。在庫変動については、「積み増しペースの減速は緩やかとなり、それほどの脅威はもたらさない」との見方を示した。
GDP統計発表を受け、外国為替市場でドルが対円で5年ぶり高値に上昇。米株価指数先物も上昇した。ただ米国債利回りは大きく反応しなかった。
民間設備投資は4.8%増と、改定値の3.5%増から上方修正された。知的財産/ソフトウエアへの投資が5.8%増と、1.7%増から大きく上方修正されたことが主な押し上げ要因となった。機器への投資は0.2%増。改定値は横ばいだった。
個人消費支出は2.0%増と、1.4%増から上方修正され、第2・四半期の1.8%増から加速。ガソリンなどのエネルギー支出が増えたことで財支出が増加。サービス支出もヘルスケアを中心に増加した。
民間住宅投資は10.3%増。改定値の13.0%増から下方修正された。
国内最終需要は2.3%増。改定値は1.8%増だった。
輸出は3.9%増、輸入は2.4%増。改定値はそれぞれ3.7%増、2.7%増だった。
在庫は1157億ドル増と、改定値の1165億ドル増から若干下方修正されたものの、第2四半期の566億ドル増から大きく増加した。
第3・四半期は企業の在庫積み増しが成長率押し上げに大きく寄与。エコノミストの間では、第4・四半期に積み増しのペースが減速すれば、成長鈍化につながるとの懸念も出ている。
ただ第4・四半期に入った10月も、小売・卸売業者、自動車販売店の在庫は底堅く増加するなど、在庫積み増しの動きが鈍化する兆しは出ていない。
2014年第1・四半期に在庫変動が成長の重しになったとしても、財政政策の一部緩和により相殺されるとの見方も出ている。
個人消費支出(PCE)価格指数は1.9%上昇。食品・エネルギーを除くコアPCE価格指数は1.4%上昇。改定値はそれぞれ2.0%上昇、1.5%上昇だった。

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