韓国サムスン電子、人民元とウォンの直接取引開始に向け準備

ロイター編集
[ソウル 25日 ロイター] - 韓国のサムスン電子<005930.KS>は25日、中国人民元と韓国ウォンの直接取引を開始する準備を進めていると明らかにした。
中国が元の国際化を進めるなか、韓国は昨年12月、人民元業務で国際的なハブになることを目指して人民元とウォンの直接取引市場を開設。中国と取引する企業に対し、ドルの代わりに元かウォンで決済するよう促してきた。
サムスン電子は声明で「ウォンと元の直接取引の開始を検討している」と表明した。
同社は開始時期や取引の規模など詳細には言及しなかったが、市場筋はサムスンの参加はこれまでマーケットメーカーとして銀行が主導してきた市場にとって大きな追い風となると指摘している。
韓国企画財政省の国際金融協力局高官Song In-chang氏も「企業セクターからの需給が弱いことが市場の弱味の1つであることを踏まえると、勇気づけられる展開だ。サムスンの市場への参加計画が他の大手企業を促すことを期待する」と述べた。
サムスン電子がどの程度の取引高を生み出すかは明らかでない。同社は通貨市場を通じて本社と海外子会社間の直接取引を決済している。

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