5月16日、6月の再選挙を控え、ユーロ圏にとどまれるかどうかの瀬戸際に立つギリシャで、銀行預金を引き出す動きが加速している。アテネで2010年7月撮影(2012年 ロイター/John Kolesidis)
[アテネ 16日 ロイター] 6月の再選挙を控え、ユーロ圏にとどまれるかどうかの瀬戸際に立つギリシャで、銀行預金を引き出す動きが加速している。パプリアス大統領は「パニックに発展しかねない恐れ」があることに言及した。
大統領と各党党首との会談議事録で明らかになった。
大統領は各党党首に対し、ギリシャ中央銀行のプロボポラス総裁の話として、14日に少なくとも7億ユーロ(8億9400万ドル)の預金が引き出されたと明らかにした。
議事録によると、大統領は「中銀総裁は私に対し、パニックは起きていないとしていたが、パニックに発展しかねない強い恐れがあると話していた」と発言。「総裁は、引き出し総額が約8億ユーロに達するとの見通しを示していた」と述べた。
ギリシャでは過去数カ月にわたって銀行から資金を引き出す動きが持続的に起きていたが、今のところ、アテネの銀行で取り付け騒ぎが起きる兆候はない。
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