東京外為市場・15時=ドル124円半ば、高値警戒感で上値追い勢いづかず

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[東京 21日 ロイター] -            
           ドル/円   ユーロ/ドル   ユーロ/円 
 午後3時現在 124.42/44 1.0820/24 134.63/67
 午前9時現在 124.35/37 1.0826/30 134.64/68
 NY午後5時 124.29/32 1.0829/34 134.42/46
    
    午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてややドル高/円
安の124円半ばだった。米利上げを見据えたドル先高観からじりじりと水準を切り上げ
たものの、高値警戒感から上値追いは勢いづかなかった。
    
    日経平均株価がプラス圏で堅調に推移するなか、ドル/円は仲値にかけて124.3
9円と前日ロンドン市場の高値水準まで強含んだが、上値が伸びなかった。
    
    「6月10日の黒田(東彦日銀総裁の円安けん制)発言がトラウマになっている」(
証券会社)との指摘もでており、124円台ではドル買いが動意づきにくいという。
    
    米セントルイス地区連銀のブラード総裁は20日、連邦準備理事会(FRB)が9月
に利上げを行う確率は50%超との認識を示したことが話題になったが、FF金利先物9
月限は99.82付近で、市場がまだ9月利上げを十分に織り込んでいないことを示して
いた。
       
    午後には、株価が上値を伸ばすとドル/円もじり高となったが、値幅は出なかった。
朝方からの値幅は124.26円─124.48円と狭い範囲にとどまった。
    
    「(米利上げを見据えた)ドル先高観が強く、戻り売り圧力が小さいことから、高値
警戒感が出ている割に下落せず高値圏にある」(外為どっとコム総研の調査部長、神田卓
也氏)との見方も出ていた。底堅さが意識される半面、目先ではドル買いの手掛かりに乏
しく「もみあいながら徐々に水準を切り上げていく展開ではないか」(国内金融機関)と
の指摘が聞かれた。

    環太平洋連携協定(TPP)交渉がまとまれば、ドル高・円安けん制の政治的な必要
性が一段落すると意識されているほか、米国では9月の利上げ観測も出ているだけに「8
月に入れば、ドル高/円安回帰の雰囲気が出やすいのではないか」(国内金融機関)との
声もあった。

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