[東京 30日 ロイター] - <15:05> 国債先物は続落で引け、薄商いで需給優勢の展開 国債先物中心限月12月限は前営業日比15銭安の155円02銭と続落して取引を 終えた。米中対立懸念などリスク回避材料はあったものの、マクロ的な方向感は出ず、薄 商いの中、需給での動きが優勢となった。10年最長期国債利回り(長期金利)は同1. 5bp上昇のマイナス0.225%。 「銀行のショートカバーが一巡した反動が出ているほか、日銀のオペ予定方針発表を 夕方に控えて買いが入りにくい。あすの10年債入札を前にした調整売りもある」(国内 証券)という。 中期債対象の日銀の買い入れオペでオファー額は「残存1年超3年以下」が4200 億円と前回から200億円増額、一方で「残存3年超5年以下」は3400億円と前回か ら200億円減額された。 オファー額の修正自体は市場での事前予想もありサプライズではなかったが、「2─ 5年の逆イールドを少しでも修正したい日銀の意図を感じる」(国内証券)との声も聞か れた。 ただ、現物市場で新発2年債は前日比変わらずのマイナス0.325%、新発5年債 は同0.5bp低下のマイナス0.365%と、むしろ逆イールドは深まった。 金利上昇が目立ったのは超長期ゾーン。新発20年債は前日比2.0bp上昇の0. 185%。新発30年債は同3.5bp上昇の0.355%。新発40年債は前日比3. 5bp上昇の0.415%となった。「日銀の意向としては超長期ゾーンは金利上昇方向 だろう。来月のオペ方針発表を前に売りが強まった」(国内銀行)という。 短期金融市場で、無担保コール翌日物の加重平均レートは、マイナス0.065%と 前営業日(マイナス0.046%)から低下する見通し。「期末の調達をほぼ終えた向き が多く、レートは低下した」(国内金融機関)という。ユーロ円3カ月金利先物は弱含み 。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.327 -0.318 -0.011 15:06 5年 -0.363 -0.357 0.002 15:02 10年 -0.228 -0.221 0.018 15:02 20年 0.188 0.194 0.025 15:02 30年 0.349 0.355 0.034 15:07 40年 0.416 0.424 0.039 15:06 <12:38> 日銀オペ結果はまちまち、国債先物は軟調継続 中期債対象の日銀の買い入れオペの結果について、市場では「残存1年超3年以下」 が弱く、「残存3年超5年以下」が強めと評価されている。 オファー額は「残存1年超3年以下」が4200億円と前回から200億円増額、「 残存3年超5年以下」は3400億円と前回から200億円減額された。市場では「1─ 3年は弱かった2年債入札の後であり、投げ売りが出たのではないか。3─5年は減額さ れたこともあり強かった」(国内証券)との声が聞かれている。 国債先物は軟調継続。中心限月12月限は前営業日比17銭安の155円00銭付近 で推移している。10年最長期国債利回り(長期金利)は同1.5bp上昇のマイナス0 .225%。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.326 -0.317 -0.01 12:38 5年 -0.36 -0.353 0.006 12:38 10年 -0.227 -0.221 0.018 12:39 20年 0.189 0.196 0.027 12:39 30年 0.349 0.357 0.036 12:39 40年 0.416 0.425 0.04 12:39 <11:12> 前場の国債先物は続落、長期金利は-0.230%に上昇 国債先物中心限月12月限は前営業日比13銭安の155円04銭と続落して午前の 取引を終えた。朝方から弱含みで、その後もじりじりと下げ幅を拡大した。中期債対象の 国債買い入れオファー額が修正されたものの、市場の反応は限定的だった。10年最長期 国債利回り(長期金利)は前営業日比1.0bp上昇のマイナス0.230%。 日銀は午前の国債買い入れを通告で、「残存1年超3年以下」のオファー額を420 0億円と、前回(4000億円)から200億円増額した。一方で、「残存3年超5年以 下」は3400億円と、前回(3600億円)から200億円減額した。 市場では「2年債と5年債の逆イールドをこれ以上拡大させたくなかったのだろう。 200億円と小幅な増減にとどまったこともあり、市場の反応は薄かった。ただ、オペ結 果が弱かった場合は、円債の売り圧力がやや強まりそうだ」(国内証券)との見方をあっ た。 現物市場では、新発2年債は前営業日と変わらずのマイナス0.325%、新発5年 債は同0.5bp上昇のマイナス0.355%。 超長期ゾーンは軟調。市場では「日銀が夕方に公表する10月の『当面の長期国債等 の買入れの運営について』で超長期の買入れレンジの修正が意識されているほか、3日の 流動性供給入札(残存期間15.5年超39年未満)や10日の30年債入札など供給イ ベントが控えていることもあり、動きづらい」(別の国内証券)との声が聞かれた。新発 20年債は前営業日比3.0bp上昇の0.195%、新発30年債は同1.0bp上昇 の0.330%。新発40年債は前営業日比1.5bp上昇の0.395%。 短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス0.030─マイナス0.080% を中心に取引された。「月末で金融機関による資金調達の動きは鈍い」(国内金融機関) という。ユーロ円3カ月金利先物は弱含み。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.326 -0.319 -0.012 11:01 5年 -0.36 -0.353 0.006 11:01 10年 -0.231 -0.224 0.015 11:01 20年 0.189 0.196 0.027 11:00 30年 0.349 0.358 0.037 11:01 40年 0.407 0.421 0.036 11:00 <10:15> 日銀オペ、1─3年を増額、3─5年は減額 日銀は午前10時10分、国債買い入れを通告した。 「残存1年超3年以下」のオファー額は4200億円とし、前回(4000億円)か ら200億円増額。一方で、「残存3年超5年以下」のオファー額は3400億円とし、 前回(3600億円)から200億円減額した。 国債先物は弱含み継続。先物中心限月12月限は前営業日比10銭安の155円07 銭近辺で推移。10年最長期国債利回り(長期金利)は前日比1.0bp上昇のマイナス 0.230%。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.325 -0.318 -0.011 10:11 5年 -0.36 -0.353 0.006 10:13 10年 -0.234 -0.226 0.013 10:13 20年 0.181 0.19 0.021 10:13 30年 0.334 0.342 0.021 10:13 40年 0.394 0.407 0.022 10:13 <09:07> 国債先物は続落で寄り付く、日銀会合主な意見への反応は限定的 国債先物中心限月12月限は前営業日比5銭安の155円12銭と続落で寄り付いた 。その後は方向感に乏しい動きとなっている。 日銀が朝方公表した9月18─19日開催分の金融政策決定会合における主な意見は 、「目新しい内容でもなく、材料視されていないようだ」(国内証券)といい、今のとこ ろ反応は限られている。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.326 -0.319 -0.012 8:53 5年 -0.362 -0.354 0.005 9:01 10年 -0.239 -0.231 0.008 9:00 20年 0.164 0.173 0.004 9:01 30年 0.323 0.33 0.009 9:05 40年 0.377 0.389 0.004 9:05 国債引値 メニュー 10年物国債先物 国債引値一覧(10年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(20年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(30年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(2・4・5・6年債)・入札前取引含 変動利付国債引値一覧・入札前取引含む 物価連動国債引値一覧・入札前取引含む スワップ金利動向 ユーロ円金利先物(TFX) ユーロ円金利先物(SGX) 無担保コールオーバーナイト金利先物(TFX) TIBORレート 日本証券業協会 売買参考統計値(10年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(20年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(30年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(40年債) 日本証券業協会 短期国債レート・入札前取引含む 短期国債引け値・入札前取引含む 短期金利のインデックス (※関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)
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