[東京 26日 ロイター] - <11:13> 前場の国債先物は横ばい 長期金利も0.01%と変わらず 国債先物中心限月9月限は152円40銭と前営業日終値と同水準で午前の取引を終 えた。夜間取引で国債先物が軟化したほか、連休中に米長期金利が上昇したこと背景に、 売りが先行。しかし、その後は下げ幅がじりじりと縮小した。新発10年国債利回り(長 期金利)も前営業日と変わらずの0.010%。 あすに40年債入札を控える中、超長期ゾーンはこじっかり。市場では「海外金利が それほど上昇しない限り、8月中旬までキャリー需要で超長期債は淡々と買いが入るだろ う」(外資系投信)との声が聞かれた。 現物市場では、新発20年債は前日比0.5bp低下の0.395%。新発2年債、 新発5年債、新発30年債、新発40年債は出合いなし。 欧州中央銀行(ECB)は22日の理事会で、先行きの政策指針である「フォワード ガイダンス」を変更した。今月上旬に打ち出した新戦略に対応するもので、物価の一時的 な上振れを容認する。また、ラガルド総裁は会見で物価目標の達成が「持続的」に確認さ れるまで利上げは行わないと明言した。 市場ではハト派的な内容と受け止められ、欧州債市場では金利が低下。一方、米債市 場にはこの動きが波及しなかった。「欧米の金融政策はかい離し始めており、欧米金利が 異なる動きとなったのは整合的だ。円債は、相関性が強い米金利の動きに追随しやすい」 (アライアンス・バーンスタインの債券運用調査部長、駱正彦氏)という。 短期金融市場で、無担保コール翌日物はマイナス0.05─マイナス0.02%を中 心に取引された。「地銀を中心に資金調達の動きがみられる。加重平均レートは横ばい圏 で推移するだろう」(国内金融機関)とみられている。ユーロ円3カ月金利先物は動意薄 。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.135 -0.129 0 9:33 5年 -0.135 -0.129 0.001 9:25 10年 0.005 0.01 0 11:00 20年 0.391 0.398 -0.002 11:00 30年 0.646 0.653 -0.006 11:00 40年 0.726 0.734 -0.006 11:00 <09:00> 国債先物は続落で寄り付く、夜間取引の流れ引き継ぐ 国債先物中心限月9月限は前営業日比5銭安の152円35銭と続落して寄り付いた 。夜間取引で国債先物が軟化したほか、連休中に米10年債利回りが小幅に上昇した流れ を引き継ぎ、売りが先行して始まった。 前週末の米株式市場では主要3株価指数が終値ベースの過去最高値を更新する中、「 米金利はそこまで上昇しなかった」(国内銀行)とし、「まだ買い足りていない投資家も いるとみられ、ファンダメンタルズに沿った金利水準にはなりづらい」(同)との見方が 出ている。 TRADEWEB OFFER BID 前日比 時間 2年 -0.135 -0.127 0.002 8:50 5年 -0.134 -0.126 0.004 8:48 10年 0.011 0.019 0.009 8:50 20年 0.397 0.406 0.006 8:54 30年 0.653 0.661 0.002 8:54 40年 0.733 0.743 0.003 8:54 国債引値 メニュー 10年物国債先物 国債引値一覧(10年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(20年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(30年債)・入札前取引含む 国債引値一覧(2・4・5・6年債)・入札前取引含 変動利付国債引値一覧・入札前取引含む 物価連動国債引値一覧・入札前取引含む スワップ金利動向 ユーロ円金利先物(TFX) ユーロ円金利先物(SGX) 無担保コールオーバーナイト金利先物(TFX) TIBORレート 日本証券業協会 売買参考統計値(10年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(20年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(30年債) 日本証券業協会 売買参考統計値(40年債)<0#JPTSY4=JS 日本証券業協会 短期国債レート・入札前取引含む 短期国債引け値・入札前取引含む 短期金利のインデックス (※関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)
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