EU、独占禁止法違反の疑いで米クアルコムの調査に着手

ロイター編集
EU、独占禁止法違反の疑いで米クアルコムの調査に着手
 7月16日、欧州連合(EU)の欧州委員会は、米通信用半導体大手のクアルコムに対し、独占禁止法違反の疑いで2件の調査を開始したと発表した。消費者向け電子機器に使用される半導体をめぐり、市場での支配的地位を悪用した疑いがあるという。写真は、クアルコムのロゴ、6月撮影(2015年 ロイター/Pichi Chuang)
[ブリュッセル 16日 ロイター] - 欧州連合(EU)の欧州委員会は16日、米通信用半導体大手のクアルコムに対し、独占禁止法違反の疑いで2件の調査を開始したと発表した。消費者向け電子機器に使用される半導体をめぐり、市場での支配的地位を悪用した疑いがあるという。
1件はベースバンド半導体で市場シェア首位のクアルコムが、同社から独占的(またはほぼ独占的)にベースバンド半導体を購入することを条件に顧客に金銭を提供したというもの。
もう1件はクアルコムが不当に価格を引き下げて競争相手を市場から追い出す「略奪的価格設定」に関わったというもの。
ベステア欧州委員(競争政策担当)は、声明で「ハイテク企業には製品の価値で競争してほしい。そのために調査を開始する」と説明。「携帯電話やタブレットなど電子機器の利用者は多い。ユーザーが最終的に支払った金額に見合う価値を手に入れることを求めたい」と述べた。
クアルコムは「われわれはこれまで欧州委に協力してきたし、これからも協力していく。どのような懸念も必要ないと考えている」との声明を発表した。
*内容を追加しました。

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