1月23日、米アップルが発表した第1・四半期決算は、売上高が545億ドルと、市場予想の547億3000万ドルを若干下回った。サンフランシスコのアップルストアで撮影(2013年 ロイター/Robert Galbraith)
[サンフランシスコ 23日 ロイター] 米アップルが23日発表した第1・四半期(10─12月)決算は、売上高が545億ドルとなり市場予想の547億3000万ドルを若干下回った。スマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」の販売台数がアナリスト予想に届かなかったことが響いた。
発表を受け、米国株式市場引け後の時間外取引で同社株は10%超下落した。
純利益は130億7000万ドル(希薄化後1株当たり13.81ドル)。前年同期は130億6000万ドル(同13.87ドル)だった。
アイフォーンの販売台数は4780万台と、四半期ベースで過去最高を記録した。ただ、アナリスト予想の約5000万台に届かなかった。タブレット端末「iPad(アイパッド)」の販売台数は2290万台となり、ほぼ予想と一致した。
関係筋が今月明らかにしたところによると、アップルの部品サプライヤーは生産を削減している。これを受け、同社売上高の半分を占めるアイフォーンおよびアイパッドに対する需要が落ち込んでいるとの見方が広がった。
同社の売上高はこれまで2四半期連続でアナリスト予想を下回っていた。今回も予想に達しなかったことから、新たな需要を取り込むための新製品発表や成長路線の維持が課題となっている。
競合であると同時にアップルに部品を供給するサムスン電子は、グーグルのアンドロイド搭載の低価格スマートフォンを提供しており、アップルとの競争は激化している。さらに、高品質のスマートフォン市場は先進国で成熟しつつあるとの懸念も投資家の間で広がっている。
クロス・リサーチのアナリスト、シャノン・クロス氏は、決算はまずまずだったといえるが、いくつか課題もある、と指摘。「粗利益率の動きは良好で、手元資金は引き続き拡大しているが、その資金が今後どう活用されるかを投資家は気にしている。将来的にどのような技術革新がなされ、どんな新製品が出てくるかも重要だ」との見方を示した。
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