[香港/シンガポール 29日 ロイター] - 米プライベートエクイティ(PE)企業のコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KKR)とカーライル・グループは、シンガポールの通信会社シンガポール・テレコミュニケーションズ(シングテル)のオーストラリア部門「オプタス・サテライト」の売却入札に参加する見通しだ。事情に詳しい複数の関係筋が明らかにした。
オプタス・サテライトの企業価値は20億豪ドル(19億米ドル)超となっている。
東南アジア最大の通信事業者であるシングテルは、主要市場のシンガポールやオーストラリアで業績が伸び悩んでおり、豪部門売却で得た資金を成長事業に振り向ける意向だ。
関係筋によると、フランスのユーテルサット・コミュニケーションズ、米ブラックストーン・グループ、米プロビデンス・エクイティ・パートナーズも入札への参加が見込まれている。
関係筋の1人によると、シングテルは6月14日まで1次入札への参加を募っている。
シングテルには、シンガポール政府系投資会社テマセク・ホールディングスが出資している。
関係筋によると、シングテルは27日、部門売却に関連する財務情報を応札者に送付したという。
オプタス・サテライトは、オーストラリアやニュージーランドの200万超の顧客に、テレビや電話、ブロードバンドサービスを提供している。
関係筋2人によると、同社の2012年のEBITDA(利払い・税・償却前利益)は約2億2500万豪ドル。
ユーテルサットからは今のところコメントを得られていない。
ブラックストーン、カーライル、KKR、プロビデンスはコメントを拒否した。
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