[台北 18日 ロイター] - 半導体受託生産(ファウンドリー)世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)<2330.TW>の第2・四半期決算は、純利益が前年同期から23.8%増加し過去最高となった。
TSMCは、中国など新興国での価格が低めの携帯端末の販売が年後半の利益を押し上げると予想し、高価格スマートフォン(スマホ)の需要減退懸念をはねのけた。
純利益は518億1000万台湾ドル(17億ドル)。トムソン・ロイター・エスティメーツがまとめたアナリスト20人の予想平均値493億台湾ドルを上回った。第1・四半期の純利益は395億8000万台湾ドル、2012年第2・四半期は418億4000万台湾ドルだった。
TSMCは、PC(パソコン)からスマホやタブレットなどモバイル端末へのシフトの恩恵を享受している。
第2・四半期売上高は1559億台湾ドル。第3・四半期は1610億─1640億台湾ドル(54億─55億ドル)に増加すると予想した。
モリス・チャン会長は投資家会合で「今年、ビジネス全体に対する中国の寄与度は前年の倍になる」との見通しを示し、今年の低価格スマホの出荷は69%増、中価格スマホの出荷は36%増と、高価格スマホの18%増を上回る伸びを達成すると予想した。
ただ、第3・四半期は、半導体設計会社がスマホ新モデル発売に備える影響で、サプライチェーン(供給網)在庫が3カ月前の予想より多くなる見込み。
TSMCは半導体業界の年間売上高の伸び率を1%ポイント引き下げ3%とする一方でファウンドリー業界の年間売上高の伸び率は1%ポイント引き上げ11%とした。ロラ・ホー最高財務責任者(CFO)は第3・四半期のマージンが在庫調整で圧迫されると予想した。
アナリストは、特に新興国で鮮明な携帯端末の低価格指向が、ファウンドリーの売り上げを圧迫していると指摘している。
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