シャープ、亀山第2工場の中小型比率は40%を確保へ=社長

ロイター編集
シャープ、亀山第2工場の中小型比率は40%を確保へ=社長
1月8日、シャープの高橋社長は、主力の亀山第2工場で製造する液晶パネルについて、スマートフォンやタブレット端末向けの中小型液晶の比率は1―3月期に40%を確保できるとの見方を示した(2014年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 8日 ロイター] -シャープ<6753.T>の高橋興三社長は8日、ロイターなどの取材に対し、主力の亀山第2工場(三重県亀山市)で製造する液晶パネルについて、スマートフォンやタブレット端末向けの中小型液晶の比率は1―3月期に40%を確保できるとの見方を示した。
同工場では、テレビ用の大型液晶の生産比率を下げて、スマホやタブレット向けに省電力・高精細の中小型液晶「IGZO」の比率を高めることが課題。昨年7―9月期の中小型液晶の比率は15%にとどまった。
それでも昨年の秋以降、米アップルのiPadmini向けにIGZO液晶の供給を始めたほか、昨年末にはスマホ向けIGZO液晶の生産を開始し、中国ZTE<000063.SZ>が採用した。
一方で、パソコン市況の低迷を背景に、もともと計画していたウルトラブック向けのIGZO供給は厳しいとみられている。
ただ、同日の取材で高橋社長は「A3用紙くらいのリストがあって、採用機種とメーカーの名前で埋められている。スマホだけでなく、タブレット系も含めて、すごい機種に供給している」と述べ、同工場の中小型液晶の比率を40%にする計画は1―3月期に実現できるとの見方を示した。
高橋社長は、来期に向けても、同工場のIGZO比率は一段と高まるとの見方を示した。ただ、もともと同工場は、テレビ用の大型液晶を製造する設備であることから「IGZOにできる比率は50%が上限とみるのが現実的。それ以上作ると、中小型液晶が世界中にあふれてしまう」とも指摘し、稼働の5割をめどに中小型比率を高めていく考えを示した。
(村井令二)
*社長の写真に差し替えて再送します。

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