今日の株式見通し=薄商いの中でもみあい、積極的な売買は手控え

ロイター編集
[東京 29日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、薄商いの中でもみあいが想定されている。前日の米国市場は感謝祭のため休場。東京市場は手掛かり材料に乏しい状況が続き、中国株や為替の動向をにらみながら方向を探るとみられる。週末ということもあり、積極的な売買は手控えられそうだ。
日経平均の予想レンジは2万3350円─2万3500円。
トランプ米大統領が「香港人権・民主主義法案」に署名し、同法が成立したことを受け、米中対立に「人権カード」という新しい要素が加わった。両国が進める通商協議が難航することも予想され、ポジションを傾けにくい状況となっている。28日の東京市場で日経平均は5日ぶり反落、欧州の主要市場の相場も下落した。
現在のドル/円は109.51円近辺で、前日午後3時時点に比べて小幅に円安の水準となっている。東京市場はこれを下支えに小高く始まりそうだが、積極的に買い上げていく材料には乏しく、上値を伸ばしきれない展開も予想される。
チャートでは、11月8日高値(2万3591円09銭)と26日高値(2万3608円06銭)でダブルトップを形成しつつある。深い調整が入り25日移動平均線を下回るような場合は、下値を仕掛けるタイミングになるとの見方も出ている。
SMBC日興証券・投資情報部部長の太田千尋氏は「香港の人権法案と通商協議は切り分けるというコンセンサスがある。中国側は警告したものの、具体的な報復措置は明らかにしていない」と指摘。その上で、「法案の署名は昨日の材料。今日は一回りし、前にも後ろにも進めない乏しい展開となるだろう」との見方を示した。
取引時間中に目立ったイベントはないものの、米中関連のニュースは引き続き出てくる可能性がある。ヘッドラインで突発的に動く可能性もあるため注意が必要だ。
国内では、10月鉱工業生産指数速報値(経産省)などが発表される予定。
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均<.N225>      23409.14 23608.06 19241.37
-28.63 2019年11月26日 2019年1月4日

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