July 24, 2018 / 3:19 PM / 21 days ago

トルコ中銀、予想外に金利据え置き

[イスタンブール 24日 ロイター] - トルコ中央銀行は、政策金利である1週間物レポレートを17.75%に据え置いた。今回はエルドアン大統領が7月上旬、改正憲法下で広範な権限が集中する実権型の大統領に就いてから初めての金融政策決定会合だ。

ロイター調査では、エコノミスト16人のうち15人が利上げを予想していた。利上げ幅は1%─1.25%ポイントとなる可能性が高いとしていた。中銀は国内需要が弱まっていることを据え置きの理由として挙げた。

投資家らは中銀の独立性を疑問視している。今回の会合は、権限が拡大したエルドアン大統領の下で中銀がどのように動くかを見極める試金石だった。エルドアン氏は就任後、娘婿のベラト・アルバイラク氏を財務大臣に任命している。

UBSウェルス・マネジメントのティルマン・コルブ氏は「市場と協力し、物価を抑えるほか、中銀の独立性を維持するとの政策当局者の声は好感されるが、実際に行動に移すところをみたい」と指摘した。「物価上昇は悪化の一途をたどってきた。こうした状況で中銀は行動すると思うのが当然だ」と付け加えた。

トルコリラは政策発表後、1ドル=4.94リラと発表前の4.7605リラから下落。今年に入り20%値下がりしている。エルドアン大統領の影響で中銀が思うように利上げできないとの懸念からリラに売り物が集中しており、物価上昇率は6月に15.39%と、14年ぶりの高水準をつけた。

トルコは経済成長をとるか物価抑制をとるかの狭間に立っており、投資家らの懸念事項となっている。エルドアン氏(自称「金利の敵」)は経済成長を促すために金利を下げたい意向だ。建設を通した景気刺激に力を入れている。一方投資家らは、景気が過熱していることを懸念しており、利上げを求めている。

資産運用会社GAMインベストメンツで新興国市場を担当するポール・マクナマラ氏は「全く不可解だ。リラを押し下げるような動きは、利上げよりも危険だろう」と述べる。「中銀は名目上独立しているが、今回の決定において政治的な圧力がなかった可能性は低い。現時点で、利回りの上昇やリラ安による打撃は、125bpの利上げよりずっとひどいだろう」と指摘した。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below