[ワシントン 22日 ロイター] - 米国のサリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は22日、バイデン大統領は今週の欧州訪問中に、ウクライナ侵攻に対するロシアへの追加制裁の適用と現行の制裁強化について同盟国とともに取り組むと述べた。
バイデン大統領はオースティン米国防長官とともに23日にブリュッセルを訪れ、24日には各首脳会議に参加。その後、ポーランドに向かう予定となっている。
サリバン氏によると、バイデン大統領は訪問中に北大西洋条約機構(NATO)の軍事態勢に関する長期的な調整について同盟国と取り組むほか、ロシア産ガスに大きく依存している欧州のエネルギー安全保障を強化する「共同行動」について発表する見込み。「バイデン大統領はウクライナへの軍事支援の次の段階を調整する機会を持つ。また同盟国とともにロシアに追加制裁を科し、現行の制裁を強化し、制裁逃れを取り締まり、堅固な制裁実施の確保を図る」と述べた。
ウクライナ国内の難民や市民の人道的状況を緩和する追加対策についても発表される見込みという。
バイデン大統領はポーランドで、NATOの領土防衛に協力している米軍と対話するほか、紛争の人道的対応に関与する専門家と会談する予定。ポーランドのドゥダ大統領との会談も予定されている。
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