[9日 ロイター] - 米カンザスシティー地区連銀のジョージ総裁は9日、高インフレに対する「持続的な政策対応」が重要という見解を示した。
ジョージ総裁はピーターソン国際経済研究所で講演し、「理論モデルやコロナ禍前のトレンドを参考にするのではなく、状況を注視し、政策の方向性を決定すべき」と語った。
その上で「金融引き締めの効果が実体経済に波及するには時間がかかる公算が大きいことを踏まえ、スピードよりも着実さと目的意識が需要となる」という見解を示した。
さらに、米政策金利が最終的にどの程度上昇する必要があるかに関する見解は「単なる憶測にすぎないだろう」と述べた。
また、米連邦準備理事会(FRB)がバランスシート縮小に関する明確な「決意」を示すことが重要と強調。バランスシートの縮小に伴い、望ましい準備金の水準を明確にすれば、銀行が減少する準備金に対応する時間を与えるとし、「恩恵をもたらす可能性がある」と述べた。
講演後の質疑応答で、FRBがインフレ抑制に向け経済活動と需要の減速を図る中、経済のソフトランディング(軟着陸)達成が最善の結果になると指摘。ただ、インフレ圧力抑制への道のりは厳しい可能性があるとの見方を示した。
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