米NYSE、アリババの上場控え今夏に模擬取引を実施

ロイター編集
米NYSE、アリババの上場控え今夏に模擬取引を実施
9月19日、ニューヨーク証券取引所(NYSE)は、史上最大の新規株式公開(IPO)となる可能性がある中国の電子商取引会社アリババ・グループ・ホールディングスの上場を控え、システム障害が起きないよう万全を期すため今夏に模擬取引を実施したことを明らかにした。写真は中国浙江省杭州市にある同社本社で4月23日撮影(2014年 ロイター/Chance Chan)
[ニューヨーク 19日 ロイター] - ニューヨーク証券取引所(NYSE)は、史上最大の新規株式公開(IPO)となる可能性がある中国の電子商取引会社アリババ・グループ・ホールディングスの上場を19日に控え、システム障害が起きないよう万全を期すため今夏に模擬取引を実施したと明らかにした。
関係筋がこれまでに明らかにしたところによると、アリババが上場先としてNYSEを選んだ背景には、ナスダック市場にフェイスブックが上場した際に発生した取引障害を念頭に、大規模なIPOを手掛けるナスダックの能力をアリババが懸念したこともあるとされる。
NYSEでIPO部門を統括するデビッド・エスリッジ氏によると、証券会社がシステムに接続し、問題なく取引できることを確認するため、NYSEは土曜日だった7月12日と9月6日の2度にわたり、数時間の模擬取引を行った。
また、NYSEは現地時間19日午前8時30分(1230GMT=日本時間同日午後9時30分)にカンファレンスコールを開き、会員各社に対し、運用面の最新情報を提供する予定だという。
同氏によると、NYSEはIPOで円滑な取引を進める役割を担う「スタビライゼーション・エージェント」に今回起用されたゴールドマン・サックス・グループと協力を進める。ゴールドマンはアリババ株の取引をいつ、どの価格で始めるのか決定するほか、注文の流れを管理する。

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