今日の株式見通し=上値重い、米雇用統計発表後の円高が重荷

ロイター編集
[東京 7日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、上値の重い展開が見込まれる。予想より弱かった4月米雇用統計発表後に米国株が上昇したものの、為替は円高に傾いている。大型連休明けで投資家は動きやすくなるとみられるが、円高懸念や相次ぐ主要企業の決算発表を控え、リスクを取る動きは限定的となりそうだ。
日経平均の予想レンジは2万2300円─2万2700円。
4日発表の4月米雇用統計で時間当たり賃金の上昇が予想を下回り、インフレや利上げペースの加速を巡る懸念が後退。前週末の米国株は大幅高となった。一方、外為市場では円相場が上昇し、7日早朝の取引では1ドル109円の攻防となっている。シカゴの日経平均先物6月限(円建て)清算値は2万2470円だった。大型連休明けの東京市場は米株高を円高傾向が打ち消す形となり、小動きで始まりそうだ。
米中貿易摩擦を巡る懸念が残るほか、今週はトヨタ自動車<7203.T>など主力企業の決算発表も相次ぐ。市場では「決算内容がネガティブに捉えられると株価が異常に下がるケースも目立つ。決算発表前の個別銘柄は手がけにくい。日経平均は2万2500円の節目を超えると戻り待ちの売りも増える。為替が円安に振れないと上値は抑えられそう」(みずほ証券シニアテクニカルアナリストの三浦豊氏)との見方が出ている。
主なスケジュールは、日銀金融政策決定会合議事要旨(3月8、9日分)が公表される。海外で重要な経済指標の発表は予定されていない。
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均<.N225>      22472.78 24129.34 20347.49
-35.25 2018年1月23日 2018年3月26日
シカゴ日経平均先物6月限 22470(円建て)
*内容を追加しました。

河口浩一

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