[北京 29日 ロイター] - 中国環境保護省は、今冬はエルニーニョ現象により、北部を中心に問題となっている大気汚染が悪化する可能性があると指摘した。エルニーニョで風と降雨が異常に少なくなり、石炭を使用する都市の暖房システムからの排気が拡散しにくくなるためという。
同省は今冬の大気汚染対策を話し合う緊急会議を行い、暖房業者に対し、高品質な石炭を使用するとともに、義務付けられたボイラー装置の更新を運転開始前に確実に完了するよう求めた。
またウェブサイトで、建設現場の監視強化と花火の使用抑制を図るほか、鉄鋼、セメントなど大規模な公害発生源となる企業に対し、業務シフトの調整を可能にするなどの措置を準備したと述べた。
中国は2014年から「公害との戦い」政策を打ち出し、公害の発生源となる施設の閉鎖や、北京、上海、および香港付近の珠江デルタの工業地帯における石炭使用を抑制する方針を示している。
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