[東京 1日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は軟調な展開が予想される。米国が欧州連合(EU)やカナダ、メキシコに対する追加関税を発動すると発表しており、貿易戦争への懸念の高まりが相場の重しになる。一方、為替は円高が一服しており、売り一巡後は下げ渋る展開も見込まれる。
日経平均の予想レンジは2万2000円─2万2300円。
前日の米国株式市場は反落した。トランプ政権が鉄鋼・アルミニウムの輸入制限措置の対象から一時的に除外していた欧州連合(EU)やカナダ、メキシコに対し、追加関税を6月1日から発動すると発表し、市場の警戒感が強まった。
日経平均先物6月限はシカゴの清算値(円建て)は2万2100円、大阪取引所の夜間終値は2万2120円で、寄り付きはこれらの水準を意識して売りが先行するとみられる。一方、為替は1ドル108円後半、1ユーロ127円前半で円高進行が一服しており、相場を下支えするとみられる。
市場では「貿易問題は想定外の話というほどではない。ただ、為替が円高になれば日経平均は下がりやすい。(先行きの)不透明感から海外勢の買い戻しが止まっており、上値は限られそうだ」(いちよしアセットマネジメント・上席執行役員の秋野充成氏)との声が聞かれた。
主なスケジュールとしては、日本で1─3月法人企業統計が発表される。海外では、米国で5月雇用統計、5月ISM製造業景気指数、中国で5月製造業PMI(財新)などの発表がある。
前営業日終値 年初来高値 年初来安値
日経平均<.N225> 22201.82 24129.34 20347.49
+183.30 2018年1月23日 2018年3月26日
シカゴ日経平均先物6月限 22100(円建て)
*内容を追加しました。
平田紀之
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