11月6日、NTTの澤田純社長(写真)は会見で、NTTドコモが携帯電話料金の値下げで来期減益を見込んでいることについて、持ち株会社として支援していく姿勢を示した。7月撮影(2018年 ロイター/Issei Kato)
[東京 6日 ロイター] - NTT<9432.T>の澤田純社長は6日の会見で、NTTドコモ<9437.T>が携帯電話料金の値下げで来期減益を見込んでいることについて、持ち株会社として支援していく姿勢を示した。
澤田社長は「ドコモは2023年度には現状利益水準に戻すと言っているので、持ち株としては支援して(利益回復を)前倒しするようにしないといけない」と説明。「例えばグローバル調達会社にドコモが参画しやすいようにしたり、ドコモと他社でコストがかかっているプロセスをまとめることで効率化したり、色々な支援策を検討していく」と語った。
携帯電話料金の値下げをめぐっては、KDDI(au)<9433.T>とソフトバンクも検討しているが、増益基調は維持したい考えだ。
澤田社長は「減益しないで値下げをするという話は、あまり値下げしないということとほぼ同じだ」と語った。
志田義寧
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