[ワシントン/ダボス 22日 ロイター] - カナダ当局が昨年12月に逮捕した中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟・副会長兼最高財務責任者(CFO)について、米司法省は22日、カナダ側に身柄の引き渡しを要請する方針を明らかにした。
司法省の報道官は声明で「孟氏の身柄引き渡しを引き続き求めるとともに、米・カナダ犯罪人引き渡し条約が定める全期日を順守していく」として、法執行に向けカナダ側の協力を要請した。
同条約によると、米国からの正式な要請を受け、カナダの裁判所が引き渡しを認める十分な証拠があるかどうかを30日以内に判断。その後、法相が正式な命令を出すことになっている。
孟氏はイランに機器を不正販売しようとした企業とファーウェイとの関係を偽った疑いが持たれている。
1月22日、カナダ当局が昨年12月に逮捕した中国通信機器大手、華為技術の孟晩舟・副会長兼最高財務責任者(CFO)について、米司法省はカナダ側に身柄の引き渡しを要請する方針を明らかにした。ワルシャワで11日撮影(2019年 ロイター/KACPER PEMPEL)
中国の英字紙チャイナ・デーリーは23日の社説で、米国はファーウェイを「封じ込めて」中国の技術発展を制限しようとしており、カナダは米国を助けていると批判。
「カナダが今後も米国の言いなりになるなら、貿易関係も含め、中国との関係が一段と悪化するのは確実だ」と警告した。
また、ファーウェイCFOの容疑はでっち上げであり、カナダには身柄を引き渡さないという選択肢があるとも指摘した。
中国当局がカナダ人2人を拘束したことについては、ファーウェイCFOの逮捕とは全く関係ないとの認識を示した。
*内容を追加しました。
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