NYの金融機関がハリケーン接近で特別体制、株は電子取引のみ

ロイター編集
NYの金融機関がハリケーン接近で特別体制、取引所は電子取引のみ
10月28日、ハリケーン「サンディ」の接近を受け、米ニューヨークの取引所や金融機関は週明け29日の業務のための特別体制を取ることを決めた。写真は土嚢を運ぶニューヨーク証券取引所の職員ら(2012年 ロイター/Carlo Allegri)
[ニューヨーク 28日 ロイター] ハリケーン「サンディ」の接近を受け、米ニューヨークの取引所や金融機関は週明け29日の業務のための特別体制をとった。公共交通機関の運休を踏まえ、金融取引所は電子取引に限定したり取引時間を短縮。金融機関は最小限必要な社員をあらかじめ都心のホテルに宿泊させたり、他地域からサポートするなどの措置を講じた。
ニューヨーク州のクオモ知事は28日、同日午後7時に地下鉄、バス、鉄道の運行が停止すると発表。ブルームバーグ・ニューヨーク市長は、市内の公立校を29日は休校することを決め、海岸地区の37万5000人に避難命令を出した。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)を運営するNYSEユーロネクストとナスダックを運営するナスダックOMXグループは28日、29日の取引は行うと表明した。ただ、NYSEの場立ち取引は中止され電子取引だけになる。場立ち取引の中止は1985年以来初めて。新興取引所のダイレクト・エッジは通常取引を行う見通しを示した。
シカゴ・マーカンタイル取引所を運営するCMEグループは29日のNYMEXの場立ち取引を中止すると発表した。グローベックスなどの電子取引は通常通り行うとしている。
米証券業金融市場協会(SIFMA)は、29日の債券市場取引を通常より早い正午(1600GMT、日本時間30日午前1時)に終了するよう勧告したことを明らかにした。
会員企業の債券取引部門の営業については各社の判断に任せるとしている。
ゴールドマン・サックス、シティグループ、JPモルガン・チェースなどウォールストリートの大手金融機関も対応を急いだ。29日は米西海岸地区の社員が早めに出勤したり、欧州部門が残業する体制をとるという。
*見出しを修正して再送します。

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