3月19日、サウジアラビアのジュベイル外相は、欧米など6カ国とイランが2015年に結んだ核合意は「不完全」だとの見解を示した。20日にはサウジのムハンマド皇太子(写真)とトランプ米大統領の会談が予定されている。写真はロンドンで7日撮影(2018年 ロイター/Simon Dawson)
[ワシントン 19日 ロイター] - サウジアラビアのジュベイル外相は19日、欧米など6カ国とイランが2015年に結んだ核合意は「不完全」だとの見解を示した。
20日にはサウジのムハンマド皇太子とトランプ米大統領の会談が予定されている。皇太子と大統領はいずれも、これまでイランを激しく批判している。
ジュベイル外相は米ワシントンで記者団に対し、イランが中東地域を不安定化させる行為を続けているとし、「われわれは長年、対イラン政策をもっと厳しくするよう求めてきた」と述べた。
イエメンでのイスラム教シーア派系武装組織「フーシ派」に対するイランの支援やシリアのアサド大統領への支援を非難し、「地域におけるイランの不正行為への対抗策を検討している」と述べた。
国営サウジ通信(SPA)は、ムハンマド皇太子が19日に米国に向けて出発したと報じた。皇太子はニューヨーク、ボストン、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ヒューストンを訪問し、財界幹部らとの会合も予定している。
皇太子は20日にホワイトハウスでトランプ大統領と会談する。一部の議員とも面会する見通し。
トランプ政権の高官は記者団に対し、トランプ大統領が湾岸諸国とカタールの対立を解消したい考えだと述べた。
また高官の1人は「皇太子のワシントン滞在中に、米国で12万人の雇用を支援する350億ドル規模の商談成立を目指す」と述べた。
関係筋によると、ロッキード・マーチンやボーイングを含む米防衛大手の幹部は、ムハンマド皇太子が出席する21日の業界会合に参加する。
ジュベイル外相は、皇太子がヒューストンで石油・ガス業界の幹部らと会談する予定だと述べた。
このほか皇太子は、アルファベット傘下のグーグル、アップルで会合に出席し、国連のグテーレス事務総長とも会談する見通し。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」