4月1日、アルゼンチンと英国が互いにフォークランド諸島の領有権をめぐる紛争が勃発してから2日で30年を迎える。写真はウシュアイアで開かれた追悼式典(2012年 ロイター/Enrique Marcarian)
[ロンドン 1日 ロイター] アルゼンチンと英国が互いにフォークランド諸島(アルゼンチン名マルビナス)の領有権をめぐる紛争が勃発してから2日で30年を迎える。新たな軍事衝突の可能性は低いとみられているものの、フォークランド諸島沖には油田が存在することが分かっており、両国間の緊張が高まる要因となっている。
フォークランド諸島は英国が1833年から実効支配しているが、アルゼンチンはスペインから独立した際に相続した領土だとして領有権を主張。1982年4月2日に発生した紛争は、2カ月半にわたって続き、英国側が勝利した。
アルゼンチンは英国に対し、同諸島の領有権問題について再交渉したい考えだが、英国側は島民が望まない限り協議には応じない姿勢を示している。
フォークランド諸島沖には油田が存在することが判明。英ロックホッパー・エクスプロレーションでは、このうちのシーライオン油田に3億5000万バレルの石油が埋蔵されていると試算しており、2016年までの汲み上げ開始を予定している。
これに対し、アルゼンチン側のフェルナンデス大統領は「われわれの資源が略奪されている」と非難。石油採掘に関わる企業に対して法的措置を取ることを表明しており、紛争から30年経った今も両国の緊張が緩む気配はない。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」