4月16日、米商務省が発表した3月の住宅着工件数は前月比7.0%増の年率103万6000戸と、2008年6月以来の高水準に達し、アナリスト予想の93万戸も上回った。写真はカリフォルニア州の住宅建設現場で3月撮影(2013年 ロイター/Mike Blake)
[ワシントン 16日 ロイター] 米商務省が16日発表した3月の住宅着工件数は前月比7.0%増の年率103万6000戸と、2008年6月以来の高水準に達し、アナリスト予想の93万戸も上回った。
前年同月比では47%増、1992年以降で最大の伸びとなった。
一方、住宅着工全体の約3分の2を占める1戸建ての着工件数は前月比4.8%減少し年率61万9000戸にとどまった。将来の住宅建設につながる住宅着工許可件数も全体で同3.9%減少した。
前日発表された4月の住宅建設業者指数も3カ月連続で低下している。
ウエルズファーゴ(ノースカロライナ州)のシニアエコノミスト、サム・ブラード氏は、1戸建て着工件数の減少について、一時的にとどまる可能性があると指摘。「ファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)は依然として住宅建設を後押ししている」ことから、住宅市場の見通しは引き続き改善が期待できると述べた。
こうしたなか、4キャスト(ニューヨーク)のシニアエコノミスト、デービッド・スローン氏は「1戸建て着工件数、住宅着工許可件数がともに落ち込んだことは、住宅市場の回復にやや陰りが出てきていることを示す最近の徴候と一致する」と述べた。
住宅建設は、賃貸アパート需要が主なけん引役になっているとみられている。
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