1月30日、全日本空輸(ANA)は、米ボーイング787型機のバッテリートラブルが今月起きる以前に、同機のリチウムイオン電池10個を交換していたことを明らかにした。写真は29日、羽田空港で撮影(2013年 ロイター/Toru Hanai)
[東京 30日 ロイター] 全日本空輸(ANA)<9202.T>は30日、米ボーイング787型機のバッテリートラブルが今月起きる以前に、同機のリチウムイオン電池10個を交換していたことを明らかにした。点検の結果、安全性に影響のある不具合は見つからなかったと判断し、当局には報告しなかったという。ANAの広報担当者が語った。
787型機に関しては、今月7日に米ボストン・ローガン国際空港に駐機中の日本航空(JAL)<9201.T>機で補助動力装置(APU)用バッテリーで発火事故が起きたほか、16日にはANA機が高松空港に緊急着陸した。ANA機の事案は重大トラブルに認定され、その後の調査でメーンバッテリーに損傷がみられた。
ANAによると、バッテリーを交換したのは昨年5─12月。このうち9個はメーンバッテリー、1個はAPU用バッテリーだった。メーンバッテリーのうち5個は飛行準備の点検中、想定外にバッテリー容量が低下していたことが分かったため交換した。
すべてのバッテリーはジーエス・ユアサ コーポレーション<6674.T>が製造している。GSユアサの広報担当者は、コメントを控えた。(ロイターニュース 大林優香 杉山健太郎;取材協力 長田善行:編集 宮崎大)
*内容を追加します。
私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」