[メキシコ市 25日 ロイター] メキシコは25日、アルゼンチンが同国と結んでいる自動車貿易協定(ACE55号)の条件を不服として、一方的に協定を破棄したと明らかにした。
またメキシコ政府は、アルゼンチンが保護主義的措置を講じているとして世界貿易機関(WTO)に提訴する準備を進めていることが分かった。
メキシコとアルゼンチンが2002年に締結した同協定をめぐっては、メキシコがブラジルとの二国間協定を改定したことを受け、アルゼンチンが今年3月、条件面での改善を求める方針を表明。これに対し、メキシコ政府は再交渉を行わない意向を示していた。
フェラリ経済相は25日、「メキシコは協定の再交渉を正当化する貿易上の問題があるとは認めなかった」と述べ、アルゼンチン側が「対メキシコ貿易赤字の拡大」を理由に一方的に同協定を破棄したと説明した。
アルゼンチンの2011年の対メキシコ貿易赤字額は15億9000万ドルと、10年の5億9000万ドルから拡大。アルゼンチン政府のデータによると、このうち昨年の自動車セクターの貿易赤字額は9億9500万ドルと、高い割合を占めている。
別のメキシコ政府当局者によると、同国はアルゼンチンをWTOに提訴する準備を進めている。
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