日銀版需給ギャップ、4―6月期は-0.55% 17四半期連続のマイナス

円安ショック後の物価押し上げ、近年は過去対比大きくなっている=日銀展望リポート
 1月26日、日銀は公表した「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)の全文で、近年では過去に比べ「円安ショック発生後の消費者物価の上昇率が大きくなっている」と指摘した。写真は日銀本店。2009年3月撮影(2026年 ロイター/Yuriko Nakao)
[東京 3日 ロイター] - 日銀は3日、4―6月期の需給ギャップの試算値がマイナス0.55%になったと発表した。1―3月期からマイナス幅が縮小したが、17四半期連続のマイナス。
内訳では、資本投入ギャップがマイナス0.75%で1―3月期のマイナス0.98%からマイナス幅が縮小したものの、19四半期連続のマイナス。労働需給のタイト化で労働投入ギャップはプラス0.20%と、6四半期連続でプラスとなった。
需給ギャップは、日本経済の潜在的な供給力と実際の需要の差。国内総生産(GDP)から推計する内閣府に対し、日銀は生産設備の稼働率や失業率・労働参加率などから試算している。
日銀は需給ギャップについて、「展望リポート」の見通し期間終盤にかけて「プラス幅の緩やかな拡大が続く」と予想している。

和田崇彦

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