
写真は日本円の紙幣。2022年9月撮影)。REUTERS/Florence Lo
[東京 9日 ロイター] - 日銀が9日に発表した11月のマネーストック速報によると、M3の平均残高は前年比1.2%増の1624兆5000億円だった。貸し出しの増加基調を背景に伸び率は7カ月連続で拡大し、2024年5月以来の高い伸びとなった。残高は過去最高を更新した。
内訳では、預金通貨が0.6%減の973兆5000億円となる一方、定期預金などを含む準通貨は5.2%増の515兆2000億円と、現行基準で比較可能な04年4月以降で最大の伸び率。利上げを背景に定期預金へのシフトが続いている。現金通貨は1.2%減と前年比マイナスが継続。
M2は1.8%増の1277兆2000億円で、こちらも伸び率は24年5月以来の大きさ。残高は過去最高を更新した。
広義流動性は2.1%増の2235兆3000億円で、残高は過去最高を更新した。円安の進行で外債が6.6%増と伸び率を拡大した。広義流動性の速報値はデータが集まらない計数もあり、来月以降に値が修正される可能性がある。
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和田崇彦
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