
6月27日、11月の米大統領選に向け、民主党のバイデン現大統領(81)と共和党のトランプ前大統領(78)が初のテレビ討論会に臨み、経済や中絶、移民などを巡って応酬した。写真はメキシコで撮影(2024年 ロイター/Quetzalli Nicte-Ha)
[ 28日 ロイター] - 11月の米大統領選に向け、民主党のバイデン現大統領(81)と共和党のトランプ前大統領(78)が27日夜、初のテレビ討論会に臨み、経済や中絶、移民などを巡って応酬した。
市場関係者に見方を聞いた。
◎警戒感続きボラ上昇も
<BNYインベストメンツ(シンガポール)のアジアマクロ投資戦略責任者、アニンダ・ミトラ氏>
勝負がついたとは思わない。現在、大接戦でそれが投票まで続く可能性がある。
リスク資産の動向に決定的な影響を持つかは疑問だ。ただ警戒感が続き、予想変動率が上昇する可能性はある。
◎トランプ氏優勢、メキシコペソや加ドル下落
<コーペイ(トロント)のチーフ・マーケット・ストラテジスト、カール・シャモッタ氏>
バイデン氏が散々なパフォーマンスを見せているため、トランプ氏勝利の確率が急上昇している。メキシコペソ、カナダドルのほか、ユーロも対ドルで下落している。
11月の大統領選後に米国の孤立主義が強まるとの見方が出ている。
◎トランプ氏当選確率高まる、債券利回り上昇
<バレンジョイ(シドニー)のチーフ金利ストラテジスト、アンドリュー・リリー氏>
市場の動きは見られていないが、米国の通常取引時間ではない。
しかし予測市場では討論会開始以降、トランプ前大統領が勝利する確率が55%程度から60%に上昇している。株式市場にとってそれが良いニュースか悪いニュースかは大きな議論があるが、債券市場についてはコンセンサスは明確だ。トランプ氏が選挙に勝てば、金利は上昇する可能性が高い。
債券市場では多少の動きはあるが、取引の状況は比較的薄い。実際の反応はあす分かるだろう。ただ、これまでのところ、トランプ氏の当選確率上昇を受けて利回りが上昇している。
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