
パリ五輪で性別適格騒動の中で金メダルを獲得したボクシング女子のイマネ・ヘリフ(写真)が世界選手権を欠場すると、統括団体ワールド・ボクシング(WB)会長が3日明らかにした。アルジェリアのアルジェで2024年8月撮影(2025年 ロイター/Ramzi Boudina)
[3日 ロイター] - パリ五輪で性別適格騒動の中で金メダルを獲得したボクシング女子のイマネ・ヘリフ(アルジェリア)が世界選手権を欠場すると、統括団体ワールド・ボクシング(WB)会長が3日明らかにした。
ヘリフは、WBが19歳以上の全選手に鼻と口から採取した検体、唾液、血液によるPCR遺伝子検査を受けることを義務化する決定を下したことに対し、その無効を求めてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴している。
ヘリフは23年の世界選手権で性別適格性検査をクリアせず、男性のXY性染色体を持つ選手の女子競技出場を禁じる国際ボクシング協会(IBA)の規定違反で失格。IBAがガバナンス問題でボクシング統括団体としての地位を剥奪され、パリ五輪で国際オリンピック委員会(IOC)が競技を統括したことで出場が認められ金メダルを獲得したが、その経緯から大きな論争が起きていた。
その後、WBが国際オリンピック委員会(IOC)から28年ロサンゼルス五輪の統括団体として認められると、WBは遺伝子検査の義務化を打ち出した。
WBの会長はヘリフが検査に不合格だったのかどうか質問されると、「結論を出すのは早すぎる。彼女は単にエントリーしていないだけだ」と返答。アルジェリア・ボクシング連盟はコメントを控えている。
世界選手権は4日にリバプールで開幕するが、パリ五輪で同じく性別適格騒動の渦中で金メダリストとなった林郁テイも前日に欠場が発表されていた。
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