
世界最高峰の自転車ロードレース、ツール・ド・フランスは16日、トゥールーズがスタートとゴールの第11ステージを行い、ヨナス・アブラハムセンが区間優勝を果たした。写真はゴール直前に抗議者が乱入したシーン(2025年 ロイター)
[トゥールーズ(フランス) 16日 ロイター] - 世界最高峰の自転車ロードレース、ツール・ド・フランスは16日、トゥールーズがスタートとゴールの第11ステージ(156.8キロ)を行い、ヨナス・アブラハムセン(ノルウェー)が初の区間優勝を果たした。
アブラハムセンはマウロ・シュミット(スイス)とのスプリントを制した。「4週間前に鎖骨を骨折し、出場できないと思って病院で泣いた。希望を失わず、毎日できるだけのことはしてきた。自分がここにいて、区間優勝できたなんて信じられない」と喜んだ。
昨年総合優勝のタデイ・ポガチャル(スロベニア)はゴールまで5キロの地点で他の選手に接触して落車したが、先頭集団がペースを落としてポガチャルの復帰を待った。
ポガチャルは「転倒したものの、前のグループが待っていてくれた。勝負はほぼついていたとはいえ、彼らはタイムを稼ぐこともできたのに待っていてくれた。大きな敬意を表したい。皆さん、サポートをありがとう」と話した。
総合首位はベン・ヒーリー(アイルランド)で変わらず、ポガチャルが29秒差で2位。
なお、このレースではアブラハムセンのフィニッシュ直前に「イスラエルはツアーから出ていけ」と記したTシャツを着用し、パレスチナのスカーフ「ケフィエ」を手にした男が飛び出す事態が起きた。警備員に捕らえられ、レース結果への影響はなかった。
ツールにはイスラエル・プレミアテックが参加している。事情に詳しい人物がロイターに語ったところによると、他にも抗議活動が予定されているという。
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