
カリフォルニア州マウンテンビューの送電線。2022年8月撮影。REUTERS/Carlos Barria
[ニューヨーク 10日 ロイター] - 米エネルギー情報局(EIA)は10日に発表した短期エネルギー見通し(STEO)で、2025年に2年連続で過去最高を記録した米国の電力消費量が、26年と27年に一段と増加するとの予測を示した。
EIAは電力需要が25年の4兆1950億キロワット時(kWh)から、26年は4兆2600億キロワット時、27年は4兆3880億キロワット時に増えると予測した。
需要増加の主因は、人工知能(AI)や暗号資産(仮想通貨)向けデータセンターの拡大に加え、家庭や企業が暖房や輸送で化石燃料の使用を減らし、電力利用を増やしていることだという。
26年の電力販売量については、家庭向けが1兆5350億キロワット時、商業向けが1兆5250億キロワット時、産業向けが1兆0560億キロワット時になると予想した。
これに対し過去最高は、家庭向けが25年の1兆5170億キロワット時、商業向けが25年の1兆4860億キロワット時、産業向けが00年の1兆0640億キロワット時となっている。
再生可能エネルギーの発電量増加に伴い、天然ガスの発電比率は25年と同じ40%で26年は横ばいとなり、その後27年には39%に低下する見通し。石炭は25年の17%から26年に16%、27年に15%へ低下すると予測した。
一方、再生可能エネルギーの発電比率は25年の約24%から26年に25%、27年に27%へ上昇する見通し。原子力は25年の18%から26年に19%へ上昇した後、27年には18%に低下するとした。
天然ガス販売については26年に家庭向けが日量130億立方フィート(bcfd)、商業向け96億立方フィート、産業向け233億立方フィートへ減少する一方、発電向けは362億立方フィートへ増加すると予測した。
過去最高は、家庭向けが1996年の143億立方フィート、商業向けが25年の99億立方フィート、産業向けが1973年の238億立方フィート、発電向けが24年の368億立方フィートとなっている。
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