<ロンドン株式市場> 2営業日続落して取引を終えた。フランスのマクロン大統領が国民議会(下院)の解散総選挙を実施すると発表したことを受け、欧州の政治の先行きへの警戒感から売りが優勢だった。米国での利下げ開始時期が見通しにくいことも引き続き重しとなった。
中型株で構成するFTSE250種指数(.FTMC)は0.53%下げた。
FTSE350種飲料株指数(.FTNMX451010)が2.11%下落するなど大半のセクターは下落した。
一方、原油価格の値上がりを受け、FTSE350種石油・ガス株指数(.FTNMX601010)は1.18%上昇した。
個別銘柄では、保険・資産運用会社M&G(MNG.L)が2.4%高。JPモルガンが投資判断を「中立」から「オーバーウエート」に引き上げたことが好感された。
イングランド銀行(英中央銀行)の金融政策の方向性を見極める手掛かりとして、週内に発表される英国の賃金や国内総生産(GDP)の指標が注視されている。
ロンドン株式市場:
<欧州株式市場> 続落して取引を終えた。フランスのマクロン大統領が国民議会(下院)の解散総選挙に踏み切ったことで、経済政策を含む政治の先行きへの不透明感を嫌気してフランスの株が売られた。
欧州連合(EU)の欧州議会選でマクロン氏の与党勢力がルペン氏の極右政党に大敗する見込みとなったことを受け、総選挙の実施が発表された。
フランスのCAC40指数(.FCHI)は1.35%下落し、3カ月超ぶりの安値を付けた。
フランスの建設バンシ(SGEF.PA)は5.4%安。エネルギー大手エンジー(ENGIE.PA)は3.2%下げた。
STOXXユーロ圏銀行株指数(.SX7E)は1.46%安。
大半の分野が下落する中、原油価格の上昇を受けてSTOXX欧州600種石油・ガス株指数(.SXEP)は0.88%上げた。
他の個別銘柄では、英保険会社アビバ(AV.L)が1.7%下落。JPモルガンが投資判断を「中立」に引き下げたことから売られた。
欧州株式市場:
<ユーロ圏債券> フランスとイタリアの国債利回りが数カ月ぶりの高水準に上昇した。欧州連合(EU)欧州議会選挙でEUの政策に懐疑的な極右や右派が躍進したことを受けた。
一層の統合強化に向けたEUの取り組みが複雑化し、債務の多い国の債券保有に対して投資家が要求するリスクプレミアムが拡大する可能性がある。
選挙での与党大敗を受け、フランスのマクロン大統領は仏国民議会(下院)の解散総選挙を発表した。
イタリアとフランスの国債クレジット・デフォルト・スワップ(CDS)のスプレッドも数週間ぶりの大きさに拡大した。
独仏10年債利回り格差は56ベーシスポイント(bp)と8.5bp拡大した。
フランス10年債利回りは13.5bp上昇の3.244%。
独伊10年債利回り格差は9.5bp拡大の141bp。イタリア10年債利回りは4.085%と、12月以来の高水準を付けた。
ギリシャとドイツの10年債利回り格差は6bp拡大して102bp。スペイン、ポルトガルについても、独10年債との利回り格差が約4bp拡大した。
また、連邦準備理事会(FRB)が年内の利下げを急がないとの見方から、ドイツ債利回りも上昇。ドイツ10年債利回りは6bp上昇の2.68%となった。
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