みずほFG、政策株売却を加速 3年で3500億円以上削減へ

みずほFG、政策株売却を加速 3年で3500億円以上削減へ
 5月20日、 みずほフィナンシャルグループは20日、2028年3月期までの3年間で政策保有株式を簿価ベース3500億円以上削減する新たな方針を明らかにした。写真は同行のロゴ。2017年1月、都内で撮影(2025年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 20日 ロイター] - みずほフィナンシャルグループ(8411.T), opens new tabは20日、2028年3月期までの3年間で政策保有株式を簿価ベース3500億円以上削減する新たな方針を明らかにした。従来からの売却ペースを一段と加速する。
この日公表した会社説明会資料の中で示した。従来は26年3月期までの3年間で3000億円としていたが、目標からペースを引き上げた。新たな計画では、みなし保有株式についても2000億円の削減を見込んでいる。木原正裕社長は記者説明会で「3500億円は必達、でもそれ以上やりたい」と述べた。3500億円以上の部分については「結構厳しい世界になる」とした上で、「企業のマインドも変わってきており、やれない数字ではない」との考えを示した。
15年3月期末に1.96兆円あった政策株は25年3月期末には8100億円まで圧縮されており、新たな方針はその流れを一段と進展させる。
みずほFGは15日、1年前倒しで中期経営計画の目標値を達成したことから、28年3月期まで3年間の中期財務目標を公表。最終年度の連結業務純益を1.4─1.6兆円程度、東証基準の自己資本利益率(ROE)10%超とする目標を掲げた。木原氏は、ROEをもう一段引き上げ、株価収益率(PER)の向上も通じて、PBR(株価純資産倍率)「1.6倍ぐらいまでは追っていきたい」との考えを示した。
今回、日銀がさらなる利上げを実施する場合にはROE11%台も視野に入るとの新たな見通しを示した。戦略から見直す従来通りの中計策定は行わないという。

浦中美穂

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