
米カリフォルニア州エンシニータスの住宅建設現場(2023年5月16日撮影)。REUTERS/Mike Blake
[ワシントン 5日 ロイター] - 米商務省が5日発表した3月の新築一戸建て住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で68万2000戸となり、前月比7.4%増加した。厳しい寒波の影響が和らいだことで、2月と3月は持ち直した。ただ、イランとの戦争の影響を受けた住宅ローン金利の上昇が、今後の一段の伸びを抑える可能性がある。
2月の販売戸数は63万5000戸に上方改定された。1月は暴風雪の影響で58万3000戸にとどまった。
3月の販売戸数は前年同月比では3.3%増加した。米住宅ローン金融公社(フレディマック)のデータによると、30年固定型住宅ローン金利の平均は2月下旬の5.98%から4月初旬には6.46%へ上昇した。直近週は6.30%だった。
2月と3月の販売は堅調だったものの、新築住宅在庫は引き続き高水準にある。市場での新築住宅の供給過剰は、住宅建設業者が新たな一戸建て住宅の着工に積極姿勢を取りにくい要因の1つとなっている。一方で、中古住宅、特に初めて住宅を購入する層向けの物件は不足している。
3月末時点の新築住宅在庫は48万1000戸と、2月の48万3000戸から減少した。販売ペースに基づく在庫の消化期間は8.5カ月で、2月の9.1カ月から短縮した。
供給がなお高水準にある中、新築住宅価格の中央値は3月に38万7400ドルと、前年同月比で6.2%下落した。3月に販売された住宅の大半は39万9999ドル未満だった。
商務省国勢調査局は、昨年の政府機関閉鎖に伴う遅れを受け、新築住宅販売統計の公表の遅延解消を進めている。
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