タイ中銀、バーツ高抑制へ金取引に上限設定 3月から=総裁

タイ中銀、バーツ高抑制へ金取引に上限設定 3月から=総裁
 1月28日、タイ中央銀行のウィタイ総裁は、通貨バーツの過度な上昇に対処し、経済成長への圧力を緩和するため、金取引に規制を課すと述べた。写真は、バンコクの中華街にある貴金属店に陳列された金の指輪とタイバーツ紙幣。2025年10月撮影(2026年 ロイター/Athit Perawongmetha)
[バンコク 28日 ロイター] - タイ中央銀行のウィタイ総裁は28日、通貨バーツの過度な上昇に対処し、経済成長への圧力を緩和するため、金取引に規制を課すと述べた。
バーツは2025年に対ドルで9%上昇した後、今年に入っても約1.5%上昇している。バーツ高の進行は輸出や観光部門の競争力を脅かしている。
ウィタイ氏は、金取引がバーツの急激な上昇の主な要因になっているとし、3月から1日当たりの金取引上限を5000万バーツ(162万ドル)に設定すると表明。
「目的はボラティリティーを低下させ、経済全体に影響を与える可能性のある急激なバーツ高を防ぐことだ」と述べ、バーツ建ての大規模な金取引は急速な資金流入をもたらし、ドルへの依存度を低減すると指摘した。
ウィタイ氏は、タイ経済は今年最大1.7%成長する可能性があるが、依然として潜在成長率を下回ると述べた。
成長率は2.7%に達するはずであり、短期的な景気刺激策に加え、経済の「構造的」問題に取り組む努力も必要だと指摘した。
来年の経済成長率は2.2─2.3%と予想し、インフレ率は目標レンジに戻る見込みとした。

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」, opens new tab