
3月24日撮影。REUTERS/Dado Ruvic/Illustration
[ニューヨーク 6日 ロイター] - 国債発行や市場機能について助言する米財務省借り入れ諮問委員会(TBAC)は5日、財務省が翌日物レポ市場に投資する案について検討した。財務省が「慎重なリスク管理を維持し、市場の混乱を回避しつつ、投資収益を生み出す」ことが狙いとしている。
6日発表された議事録で、TBACの委員が議論したことが明らかになった。実現すれば資金管理政策の重大な転換となり、金融市場の流動性に広範な影響を及ぼす可能性がある。
財務省の多額の資金が米連邦準備理事会(FRB)に積み上がると、その資金が民間の金融システムによって事実上引き出される。つまり準備金が減少し、市場環境を引き締めることになる。このメカニズムは特にストレス局面において、短期資金調達市場の変動性を高める要因となり得る。
一方、財務省がレポ市場の貸し手となることで、その資金を銀行システムに再循環できるようになる。これにより、月末や四半期末といった需要が高まる時期にレポ市場への圧力が軽減される。
TDセキュリティーズの米国金利ストラテジスト、ヤン・ネブルジ氏は「巨額の資金残高を抱えることで財務省がシステムから準備金を吸い上げ、流動性の問題を引き起こす可能性がある」とし、「レポ市場に資金を供給することで影響を事実上相殺するか、抑制できる。それはシステムに準備金を再び注入するようなものだ」との見方を示した。
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