
写真はライブ・ネーションの看板。2024年5月、米カリフォルニア州ロサンゼルスで撮影。REUTERS/Mike Blake
[15日 ロイター] - 米コンサートチケット販売最大手のチケットマスターと親会社ライブ・ネーション(LYV.N)が反トラスト法(独占禁止法)違反で司法省などに訴えられた裁判で、ニューヨーク連邦地裁の陪審は15日、2社が市場を違法に独占していたとの評決を下した。
司法省と39の州などは2024年5月、ライブ・ネーションがコンサートのチケット価格を不当につり上げ、アーティストに不利益を与えたとして、チケットマスターの売却を含む組織分割を求めて提訴していた。
地裁は今後、制裁内容を決定する。陪審はライブ・ネーションの慣行がファンへの過剰請求につながったと認定。原告各州はチケットマスター売却のほか、損害賠償も請求する見通しだ。
ニューヨーク州のジェームズ司法長官は声明で評決を歓迎し、「ライブ・ネーションとチケットマスターが法律に違反し、消費者に数百万ドルの損害を与えていることが陪審によって認定された」と述べた。
ライブ・ネーションは、今回の訴訟の損害賠償額は最高3億5000万ドルと見積もっており、各州との和解に向けて2億8000万ドルを引き当てたという。
ライブ・ネーションは2010年にチケットマスターと合併。22年のテイラー・スウィフトさんのツアーでは、チケット価格高騰やオンライン上での長時間待機が発生し、ファンや政治家から批判が強まっていた。
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