
9月18日、米投資適格債市場では、前日の米連邦準備理事会(FRB)の利下げを受けて、社債発行が急増した。写真は、ニューヨーク証券取引所のフロアでトレーダーが仕事をする中、FRBの利下げ発表後のパウエルFRB議長の記者会見を映すスクリーン。17日撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)
[18日 ロイター] - 18日の米投資適格債市場では、前日の米連邦準備理事会(FRB)の利下げを受けて、社債発行が急増した。
市場関係者によると、16─17日は米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて様子見姿勢が強まっていたが、18日には少なくとも9社が総額150億ドル近くの社債を発行した。
無線通信大手AT&T(T.N)が4本建てで50億ドルを調達。調達した資金は債務の返済や現在進めている買収計画など、一般事業目的に充てる。アレンジャーはBNPパリバ、バンク・オブ・アメリカ、シティ、JPモルガン、みずほ。
市場参加者は、今回の利下げで借入コストが下がることから、社債の発行がさらに増えると予想。社債の利回りスプレッドは近年で最も低い水準付近にあるという。
ICE・BofA米社債指数によると、米国債に対する社債のスプレッドは17日時点で平均76ベーシスポイント(bp)。9月15日には75bpと記録的な低水準となった。
USバンクの投資適格債販売・トレーディング責任者、ブレア・シュウェド氏は「今回の利下げは、全体的にリスク資産に追い風となり、クレジットスプレッドは歴史的にタイトな水準を維持するだろう」と指摘。今後、社債発行が増えるとの見方を示した。
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