
アジア歴訪中のトランプ米大統領は28日、東京で開かれた財界人との夕食会の席上、「われわれには無能な連邦準備理事会(FRB)のトップ」がいると述べ、パウエルFRB議長(写真)をあらためて非難した。9月撮影(2025年 ロイター/Elizabeth Frantz)
[14日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は14日、FRBが保有資産を縮小する「量的引き締め(QT)」を近く停止する可能性を示唆した。
パウエル議長は全米企業エコノミスト協会(NABE)で行った講演で、「流動性の状況が徐々に引き締まりつつあることを示す兆候がいくつか現れ始めている」と指摘。金融システムに十分な流動性を確保するというFRBの目標を踏まえ、QTを停止する地点に「今後数カ月で近づく可能性がある」と述べた。停止に際し「幅広い指標を注視する」とした。
パウエル議長はまた、「われわれの潤沢な準備金は、金融政策の実施および経済と金融の安定を支える上で、非常に効果があると証明されている」と述べた。
FRBが金利運営のためのツールを通して対象となる金融機関に付利を行っていることでFRBは2440億ドルの損失を抱えており、こうした権限の剥奪を検討する動きも出ている。パウエル議長はこうした動きに警戒感を示し「FRBが付利を行う能力を失えば、金利をコントロールする能力も失われる」とし、コントロールを取り戻すためには大量の証券を短期間に売却する必要があり、そうなれば米国債市場の機能が逼迫し、金融の安定性が損われる恐れがあると警告した。
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