東京株式市場・大引け=小反発、材料難で方向感に欠く

日経平均は5連騰、菅首相退陣意向で2万9000円回復 TOPIXは年初来高値
 9月3日、東京株式市場で日経平均は上値を追い、5連騰となった。写真は東証、2020年10月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 4日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比70円49銭高の2万7736円47銭と、小幅に反発して取引を終えた。前週末の米国株式市場は小幅上昇となり大きな手掛かり材料に欠ける中、終始方向感を欠く動きとなった。日経平均は朝方に小高く始まった後、前週末終値(2万7665円98銭=1日)を挟んだ一進一退の展開が続いた。
きょうから東証の「プライム」、「スタンダード」、「グロース」の新市場区分がスタートしたが「かなり以前から周知されていたので影響は小さい」(国内証券)と受け止められた。初日のプライム市場指数(.TSPM), opens new tabは1004.82ポイント、スタンダード市場指数(.TSSM), opens new tabは1006.17ポイント、グロース市場指数(.TSGM), opens new tabは1033.54ポイントだった。
週明けの東京株式市場は、米雇用統計の通過で目先の材料出尽くし感からさえない値動きが続いた。市場では「ウクライナ情勢はこう着となっているほか、為替も以前よりは落ち着き目立った材料がない。先月の株高は年度末を意識したショートカバーによるもので、本格的なものではなかったことが証明された」(大和証券の末廣徹シニアエコノミスト)との声が聞かれた。
TOPIXは0.48%高の1953.63ポイントで午前の取引を終了。プライム市場の売買代金は2兆1874億3700万円だった。東証33業種では、値上がりは海運業、鉱業、精密機器、医薬品など25業種で、値下がりは空運業、その他金融業、陸運業などの8業種だった。
個別では、ソフトバンクグループ(9984.T), opens new tab、エムスリー(2413.T), opens new tab、オリンパス(7733.T), opens new tabが上昇した。東京エレクトロン(8035.T), opens new tab、ファーストリテイリング(9983.T), opens new tab、アドバンテスト(6857.T), opens new tab、SCREENホールディングス(7735.T), opens new tabが下落。
プライム市場の騰落数は、値上がり1227銘柄(66%)に対し、値下がりが545銘柄(29%)、変わらずが67銘柄(3%)だった。

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