
7月4日、総務省が発表した5月の家計調査によると、2人以上の世帯の実質消費支出は前年比4.7%増となった。写真は5月、都内のスーパーに並んだ備蓄米(2025年 ロイター/Issei Kato)
[東京 20日 ロイター] - 総務省が20日に発表した5月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く総合指数、コアCPI)は111.4と、前年同月比3.7%上昇した。3カ月連続で加速し、2023年1月以来の伸び率だった。コメ類の値上がり幅は101.7%と、8カ月連続で過去最大を更新した。
ロイターがまとめたコアCPIの民間予測はプラス3.6%だった。
生鮮を除く食料、レトルトカレー、うるち米、コシヒカリ、輸入の減少を受けた鳥肉の価格上昇がコア全体を押し上げた。
コア指数を構成する522品目中、前年比で上昇したのは421、下落は64、変わらずは37だった。4月は上昇が416品目、下落が70品目だった。
生鮮食品はキャベツやブロッコリーなど野菜価格の下落により前年比0.1%下落と、マイナスに転じた。これが生鮮食品を含む総合指数の上昇率が前月の3.6%から3.5%に縮小する要因となった。
農林中金総合研究所の理事研究員、南武志氏は、CPIが今後どう推移するかは緊迫するイスラエルとイランの情勢次第と指摘。ホルムズ海峡封鎖に発展すれば原油価格のさらなる高騰を招くが、現状のままなら原油価格が落ち着きCPIの伸びも鈍化すると予想する。コメについても、価格が一定水準で落ち着けば、押し上げ効果は縮小していくだろうとした。
Reporting by Tetsushi Kajimoto
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