今日の株式見通し=軟調、米利下げペース鈍化の思惑 前日高の反動売りも

[東京 8日 ロイター] - きょうの東京株式市場で日経平均株価は、軟調な値動きが想定されている。米国市場で強い経済指標を背景に利下げペース鈍化の思惑が強まり、ハイテク株を中心に主要3指数が下落したことを嫌気する売りが先行しそうだ。前日の株高を受けた反動の売りも出やすいと見込まれている。
日経平均の予想レンジは3万9700円─4万0000円。
日経平均は前日に大幅高となった半導体関連株を中心に売り圧力が見込まれる。市場では、前日の日経平均上昇は指数への寄与度の高い半導体株中心で、全体が上昇していたわけではないとして「半導体株は売られそうだが、全体が大きく下げる感じではない」(いちよしアセットマネジメントの秋野充成社長)との声がある。前日は東証プライム市場の値上がり銘柄数は5割にとどまった。
米国株のバリュエーションの高さへの警戒感はくすぶるが、AI(人工知能)市場の成長ストーリーを背景に下値では押し目買いが支えになると見込まれている。米金利の上昇基調は、銀行など金融株を支援しそうだ。
前日の米国株は、序盤は上昇したものの、米労働省が発表した11月の雇用動態調査(JOLTS)で求人件数が予想外に増加したほか、米供給管理協会(ISM)が発表した12月の非製造業総合指数が上昇。インフレ再燃によって米連邦準備理事会(FRB)の緩和ペースが鈍るとの懸念が広がり、下落して取引を終えた。
米10年債利回りは一時8カ月ぶりの水準に上昇。テクノロジー見本市「CES」への期待先行で上昇していた米半導体大手エヌビディア(NVDA.O), opens new tabは大幅安となり、フィラデルフィア半導体指数(SOX)は1.8%下落した。
きょうは国内で12月消費動向調査の発表がある。米国では12月全米雇用報告(ADP)、連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(12月17─18日開催分)、週次の新規失業保険申請件数などの発表がある。

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